教育の基本は、実践主義。
新人教育はいくつかの段階に分かれており、レベルに応じて無理なく能力を引き出すプログラムとなっています。旧来の徒弟制度のような教育体制ではありません。未経験者や経験浅の方には育成担当者が付きます。この育成担当者を当事務所では、チューター(tutor)と呼びます。チューターとは教育者、指導教官の意味です。その方の力を引き出すことに心を砕き、オンザジョブトレーニングをサポートします。より高い教育効果を得るために、チューター同士の打ち合わせや勉強会も行われます。また、教育を担当するチューターたちも、若い方々とふれ合うことで自分の先入観が砕かれ、新しい息吹が注入され、澱むことなく新鮮な感覚が維持されます。つまり教える側と教わる側が刺激し合い切磋琢磨するという、相互教育の効果を発揮しています。

学べ! 育て! 羽ばたけ!
定期的に新人を迎えて教育するという循環のシステムは、職場にほどよい緊張と切磋琢磨の風土を生み出します。その中で伝承される遺伝子は、お客様に何としても役立ちたいという、代理人弁理士としての心の根幹を決定するものです。
江戸時代末の蘭方医である緒方洪庵が開いた「適塾」をご存じでしょうか。当時最も栄えた塾で全国から青雲の志を抱いた若者が集まり、関心の赴くところを制限されることなくどん欲に蘭学を勉強しました。当時貴重な辞書で適塾にも一冊しかなかった蘭日のヅーフ辞書を奪い合うように利用し、辞書をおいた部屋はヅーフ部屋と呼ばれ、明かりが消える間がないほどのすさまじい勉強ぶりだったようです。この自由闊達な環境の中から、福沢諭吉や大村益二郎など幕末から明治に活躍した偉人を輩出しています。
朝日特許事務所は、現代の適塾という訳にはいきませんが、自由闊達に個性を発揮しながら切磋琢磨できる環境とシステムを整え、しっかり学び、まっすぐ育ち、やがて大きく羽ばたくことができる場でありたいと思っています。
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適塾 緒方洪庵像の前で
幕末に多くの優れた人材を輩出した適塾とは、どのような校風を持っていたのか、緒方洪庵は何を願い、何を大切にしたのか、その息吹に僅かでも触れてみたくなり、適塾史跡を訪ねてみました。大阪、淀屋橋のオフィス街の一角にほぼ当時の姿のままに建つ適塾は、辺りに凛とした気配を放っておりました。
