case2

提案書などが無い場合の特許出願事例

 お客様の開発スタッフが特許提案書を作る余裕がない場合や、製品は開発しているがどの部分を出願してよいか判らない場合などに、開発スタッフの方とのインタビューを通して特許出願した事例をご紹介します。

(1) 仕様書、プレゼンテーション資料、試作品などがある場合は、それをご説明して頂きながら、事務所スタッフが発明ポイントをピックアップし、リストにまとめます。仕様書、試作品等がご用意できない場合は、製品の特徴、開発目的、セールスポイントなどを口頭で説明して頂きます。

(2) リストにピックアップされたものについては、重要度に応じた優先度を付け、重要なものから発明内容を煮詰めていきます。この際、私たちは、開発スタッフの方が当初から抱いていた「こうしたい!」という希望に心を合わせるようにします。一見些細なことに見えるようなことでも、できる限りその方の気持ちに同調して大切に聞き取ります。その時点では露わになっていないアイディアがその対話から抽出されることがあるからです。逆に、開発スタッフの方のお気持ちと同調を取らない一方的な提案では、当初抱かれた発明のイメージからどんどんずれていきます。

(3) 当事務所スタッフは、ディスカッションしながら発明内容を豊富にしていくとともに、有利な権利が取れるように発明の構成要件を隈取っていきます。このように抽出された構成要件を元に、再度ディスカッションをして出願の内容と方向を決定します。

(4) 以後は、先行文献を調査し、それを参照しながら特許明細書を作成していきます。
 このようなインタビュー形式によって、開発スタッフの手間をかけずに素早い特許出願が可能になります。また、開発スタッフの方のお気持ちと同調するようにお聞きしますので、本来出すべき方向とずれのない出願内容とすることができます。